工場のDX管理による
電力の削減
製造業のDXを支える【ローカルDXシステム】
電力管理を行う場合、通常は契約電力区分ごとに管理を行いますが「ローカルDXシステム」であれば大規模な特高受電から高圧受電・低圧受電まで、個別の詳細な電力消費量を1つのシステム、1種類のセンサでまとめて管理することができます。個別の詳細な電力消費量の「見える化」ができるので、電気料金の大幅な削減が可能となります。
ローカルDXシステムの利点と電力削減の仕組み
ローカルDXシステムは電力消費量の削減を目的としたシンプルな構成で、専用の電力管理システムにはない利点があり、このシステムの特長的な仕組みがあります。
利点
- 製造業のDXによる生産性向上と電力消費量の削減が可能
- 高価な取引用とは異なる仕組みで再現精度の高い計測が可能
- 削減努力や工夫した個別の担当者がわかる詳細な計測が可能
仕組み
- 電圧はほぼ一定なので電力は1相の電流を計り計数を掛ける
- 電力削減が目的のため高額になる√3EIcosθの式は使わない
- 数値が大きくずれる機器については実測して計数を補正する
この仕組みにより以下が実現します!
実現
- 一般の計測機器方式よりも安価な多点電力計測システムが実現
- 分割式センサの採用により工事費用が大幅に低減できる
- 盤改造や電力変換盤等の追加が一切不要でシステム構築が可能
- 安価な計測方法のため幹線と支線の詳細な電力管理が可能
- 個別の機械や部署の削減電力がわかり削減努力の評価ができる
更なる利用法
- 機械の不可状態の常時計測方式でリアルタイムな管理
- 電流のしきい値設定検出の仕組みの追加で稼働管理
- しきい値を過負荷レベルに設定することで故障予知保全
- 電力、稼働、保全の管理で付加価値の高いDXが実現
- 電力の削減としてデマンド制御の更なる拡張
大規模な特高受電から高圧受電、低圧受電を1つのシステム、1種類のセンサーで完結した機器構成イメージ
ローカルDXシステムの大きな特長として、特高受電も含めてCVVS等の計装工事の必要がない点が挙げられます。
特高受電の計測監視は東京電力の50万Vの施設や新幹線の変電所等の劣悪なノイズ環境での使用実績が多くあります。分割式電流センサなので盤改造不要で工事が簡単です。この仕組みは20年近くの連続使用実績が各地にあり、パソコンの素晴らしい飛躍で安価な良いものが提供できます。下図点線内の低圧のみの場合もセンサを付けて同様に可能です。
1つのセンサ情報で可能になる多機能な情報管理
詳細な電力管理が行えるのでまず電力料金から始めても、色々な活用方法があります。
多機能な情報管理を利用することで生まれるメリット
このシステムのメリットは複数の分野で発揮することができます。
システムの導入・運用について
導入ステップは①~④でとても簡単です。⑤~⑧はコストダウンのための運用ステップです。⑤、⑥は自動的に各種のグラフが描画され情報の共有ができます。⑦、⑧が個々の担当者の腕の見せどころです。
DX関連資料
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