電力監視で更なる省エネ管理
伝送カウンターシステム
リアルタイムな電力デマンドの計測を行う電力監視は、電力契約量を削減しエネルギー監視・生産性向上に大いに役立ちます。このシステムは簡単な配線で多点の積算電力計から情報収集を行い、多重伝送(ユニバーサルライン)で個々の電力監視を一元管理します。
通常、電力デマンド測定・電力監視は高圧受電の一箇所だけ行う電力監視システムが多数です。伝送カウンターシステムは個別の詳細な電力測定と長期の電力記録を行うことができるので同一の機器・配線・ソフトで、電力監視・電力デマンドの管理・トータルのエネルギー監視を行うことが可能になります。
- エネルギー消費量の全体管理で省エネ、エネルギー監視対策に
- 各機械別の生産数/使用エネルギー比の算出に
- 契約電力低減に繋がる30分ごとのデマンド計測に
電力監視の更なる必要性
未曾有の震災やエネルギー供給源の見直し等で、各種の工場や事業場においても電力監視・電力デマンドの適正な管理の必要性が高まっています。使用電力の平準化、最大電力の低減などに不可欠な電力デマンドの把握・電力監視は、省エネ活動推進の基本です。ご紹介する伝送カウンターシステムは、電力計の電力量を計測し、使用状況や省エネ効果の把握が容易に行えるよう、電力監視に必要な電力デマンドデータ収集とユーザーにわかりやすいグラフィカルな表示ができて、更に電力監視以外にもトータルでエネルギー監視のできる情報を提供します。
電力使用量の個別詳細計測監視
1. パルス付き電力メータがある場合の計測
既設のパルス付き電力メータがある場合は簡単です。パルス付きメーターは多くの電力監視を行う場合に、工事費用も含めて最も経済的です。
個々のメータの積算パルスを伝送カウンターで集め、電力の一元管理を可能にします。
個別の電力デマンドや電機消費量を測定することで見直しが必要ある箇所が明確になります。見直して電力使用量を抑えることで、高圧受電の電力料金を下げることができます。
2. パルス付きではない場合の計測
各社から電力をパルスに変換するセンサーやモニターが発売されています。そこからパルス信号をAD-3に取り込むことで、多点の電力監視が可能となります。
過去に納入した電力監視例(集中配置)
特高や高圧受電の電力監視を行い電力デマンド・電気消費を下げるには各回路ごとに電力計測を行い、データを分析して問題点をクリアにすることで電力料金を下げることができます。工場等全体の電力デマンドと個別の電力監視ができるこのシステムは、電力の一元監視を継続的に行うことができるので、結果として大幅な省エネルギー化や電力料金の削減を実現します。
電力以外の各種エネルギー使用量も自動収集可能!
伝送カウンターシステムは電力以外のエネルギー使用量も自動収集可能です。工場内の変電所ごとやラインごとの電力監視と蒸気、ガス、エアー等のエネルギー監視が可能です。シーケンサ―等を使用しないローコストな方法でエネルギー監視の一元化が実現します。
2本の線で工場全体のデータを確実に収集してエネルギー監視ができます。エクセル(CSV)データで保存されます。
配線が簡単で無線のようなエラーが発生しません。
価格と機器構成
①電力量計、蒸気流量計等から出力されるエネルギー使用量のパルスを10分、30分、1時間、24時間ごとに自動計測
➁年間の記録をCSVファイルで保存エネルギー監視
| 計測記録点数 (価格) |
伝送カウンター (18,000円) |
伝送メインユニット (82,000円) |
メインユニット電源 (5,500円) |
RS232Cケーブル (6,000円) |
監視ソフト (点数により異なります) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1点 | 1台 | 1台 | 1台 | 1台 | 1台 |
| 10点 | 10台 | 1台 | 1台 | 1台 | 1台 |
| 50点 | 50台 | 1台 | 1台 | 1台 | 1台 |
| 100点 | 100台 | 1台 | 1台 | 1台 | 1台 |
| 上記以外にご用意いただくもの Windowsパソコン(標準的なRS232C付属)、2本の線 ※エネルギー使用箇所に測定集計可能な計測機器があることが前提となります。 |
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- 伝送メインユニット1台(1回線)につき伝送カウンターは239台まで接続可能
- 伝送メインユニットは16台(16回線)まで増設可能
- 電力、ガス、蒸気、エアー、水道等が混在して管理可能
- 現在値の一覧表示監視と一年以上のデータ管理が可能
エネルギーの原単位管理、省エネルギー促進に活用できます。電気消費、電力デマンド、電力料金の削減に大いに役立ちます。広域、多点になる程にローコストでシステム構築が可能になります。他社の省エネ管理、制御システムと組合わせて一元管理も可能です。
電力について
電力デマンド
電力デマンドはピーク電力の削減を行うために常に管理する継続的なデマンド監視とアクションが重要です。上記で紹介した方法で計測した電力デマンドを各部署ごとに詳細に分析し、電力削減努力の効果、効率をフィードバックを繰り返し行うことで更なる削減を行うことが可能になります。
契約電力
契約電力は電力会社が設定した最大需要積算電力計(電力デマンドメーター)が毎月の最大需要電力を計測しており、当月及び過去11ヶ月間遡り、その中の最大値が自動的に契約電力となります。契約電力が決定されると、次月以降は電力デマンド値が下がっても向こう11ヶ月間は契約電力は更新されないので、常日頃から電力デマンド監視が重要になります。
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