既設予備配線を使用するときの確認注意事項
配線ルートの確認
使用するケーブルもしくは電線の配線ルートと中継地点、分岐状態を確認し、分岐の場合はすべての分岐先まで確認してください。
接続されている機器の確認
使用する線の確認
すべての端末もしくは中継箇所に接続されている機器を確認して、接続されている場合はすべて切り離して下さい。
多芯ケーブルの場合の他の線の接続機器の確認
微弱な信号の放送線等が同一のケーブルにある場合は相互の影響を信号レベルで確認して下さい。
配線チェック(必須です)
ケーブルの両端もしくは分岐箇所に接続されているすべての機器を切り離して確認して下さい。
線間絶縁測定
通常無限大に近い値です。※
対地間絶縁測定
通常無限大に近い値です。※
ループ抵抗測定
対の2本線をショートして別ページ「電線の太さと伝送距離」の太さの抵抗値×2の値の前後であることを確認して下さい。※
線間容量測定(長距離の場合)
対の2本線をオープンにして別ページ「電線の太さと伝送距離」の太さの静電容量の値の前後であることを確認して下さい。(測定方法)※
※測定はノイズの影響を受け難い、針付きのアナログテスタを使用することをお勧めします。
長距離伝送の場合,アナログテスタは全体把握する場合に非常に有効です。
立上げ
ケーブルの確認ができたら接続順と確認
- 親局接続 電源投入 親局伝送クロックランプ点滅確認
- 電源切断 ライン接続 電源投入 親局伝送クロック緑ランプ点滅確認
- 電源切断 子局接続 電源投入 親局伝送クロック緑ランプ点滅確認 子局入出力ON/OFF確認
親局伝送クロック緑ランプ点滅が点滅しない場合は、電源チェック、ヒューズ切れ、ラインショートを確認して下さい。
どうしてもうまくいかない場合
- まずユニットのみの確認(子局を親局の近くに配置して親局と子局を伝送ラインなしで直接接続して動作を確認する。)
- 再度伝送ラインを確認
上記を確認してもうまく伝送できない場合は弊社技術部にご連絡下さい。
参考情報
(5700)