豊中計装株式会社
お問い合わせフォーム

多重伝送が簡単に実現できる

豊中計装では約30年前から省配線システムとしてユニバーサルラインの機器を開発販売しています。時分割の多重伝送のユニバーサルラインは省配線・省施工・省スペースのコンセプトが市場に受け入れられ、実績を徐々に伸ばしています。省配線、多重伝送の用途は多くあり多点の信号監視、広域のアナログ計測、長距離の信号伝送など、ノイズの発生が多い場所や過酷な電界環境でも確実に信号伝送を行うことができます。たとえば工場中のセンサー等による各部の動作チェック、異常監視など、あらゆる情報管理・制御の一元化をローコストに実現します。多くの現場での生産性の向上や省力化、省配線、ダウンサイジングのニーズに伴い、多重伝送のシステムに深い関心が寄せられています。多重伝送で省配線を実現するユニバーサルラインは、これらのニーズに応えるため各種の製品を用意しています。

シンプルで長期に安定した多重伝送

多重伝送が簡単 ユニバーサルライン

2本の線で多重伝送を実現しているユニバーサルラインは省配線で工事が可能なため省施工・省スペース化が可能になります。また時分割多重伝送で信号を伝送するため多点の監視、制御、計測が可能になります。さらにノイズに強く長距離の伝送でも減衰しない信号巾で通信をしているため10Km以上の省配線多重伝送ができます。
このため伝送距離が長ければ長いほど省配線の効果が上がります。またこの省配線の多重伝送ユニバーサルラインは配線方法の制限が一切無いため配線レイアウトが自由にできる使いやすいシステムです。
有効に使うことで電線費用が百分の一になります。
50Km~100Kmの超長距離伝送も可能です

省配線の多重伝送のユニバーサルラインの仕組み

シンプルな伝送の原理

時分割の多重伝送とは下の絵のようなものです。
下図の中央の2本の電線で時分割による多重伝送を行います。
切替SW1とSW2を同じ時間で切替えて複数の信号を2本の線で送ります。
実際には256点の切替えを0.5秒で行っています。これは電気のスピードでいうと非常に遅いスピードです。
(LANの1/2万,その分逆に信号幅が広くて安定しています)

回路がシンプルなため部品も非常に僅かです。多重伝送の勘どころに使用しているコンデンサー等は大き目の余裕のある設計をしているので長期間使用でき、1号機は25年近く連続で稼働し現在も現役で活躍しています。
時分割で省配線による多重伝送をするには。

この基板ULP03を内臓した伝送親局と呼ばれるユニットはパラレルI/O、シリアルI/Oの有無等の組み合わせて各種あります。
実際には下記のようなタイミングで矩形波の電力(パワークロック)を配信します。
各伝送ユニットはスタートから矩形波の立ち上りの数を数えて自分のアドレス設定値と比較し、自分に設定された時間位置になった時の矩形波の隙間で信号のやり取りをします。


省配線の多重伝送ユニバーサルラインの信号波形


省配線多重伝送のユニバーサルラインの接続方法(接続は下記のようになります。)


省配線の多重伝送のユニバーサルラインは簡単で確実です

ユニバーサルイラインはシンプルなため同一伝送方式で20年近く使われています。
そのため当時のものと現在のものとは完全に上位互換性がありますがシンプルなため故障がなく最古のユニットは約16年、現在も連続で使用されています。
その現場は多重伝送には ハードなB接点仕様 ですが不眠不休の監視システムとして活躍しています。

Simple is Best !

その間長距離伝送の記録が徐々に更新され現在の記録は0.9φの電線で7Kmの使用実績があります。用途にについても接点と同様にアナログ値やパルス積算値のデーターが伝送できます。
データ伝送はアナログ信号であればデジタルに変換して重みを付け(温度であれば1℃,2℃,4℃,8℃などのように)、積算パルスデータであれば2進表示にして接点位置に割付てどこから見ても判り易いシンプルな形で伝送します。
さらにユニットの選択できるポーリング方式を組合せることにより2000点のアナログ測定や250箇所の電力パルス計測などができる用途が広がっています。

Simple is Best !

シンプル故に長持ち。0.5秒の時間の遅れが問題にならない範囲でパソコン、インターネット、携帯電話、LAN等のIT機器との融合と省エネ、トレーサビリティ、生産性向上等の管理要因の増大でユニバーサルラインの用途が徐々に広がっています。
基本の生データをそのまま送るシンプルな信号処理が故に今後の新いハード、ソフトとの組み合わせも新規に構築することなくそのままの延長で移行できます。

目に見えるわかり易い伝送です。

アナログデータもシーケンサの汎用入力で取り込めます。

生データの伝送なのでいつまで陳腐化せずに使用できます。
広域な工場などでもに各所に分散設置された多重伝送のユニット相互間を1対の電線で省配線で接続することができ、アナログ、接点、パルス入出力信号等を時分割で多重伝送することのできるシステムです。 フィールドに配置されたたくさんのセンサーや端末の制御装置と中央の多重伝送の機器とを省配線で結び、相互に各種の信号を時分割で多重伝送します。
タイムシェアリングで信号を送るこの方式で、多数のケーブルで接続された場合と同じようなことが一本のケーブルを通して省配線行えるため、配線工事費は少なくてすみます。
また多重伝送で信号を送ることにより設計費用の軽減や事後の増設変更に対しても幹線はそのままで省配線で可能になります。 
省配線の多重伝送によるユニバーサルラインは長期に使用できます。

(0530)

©Toyonakakeisou Co LTD