データの伝送方法
ユニバーサルラインは多重伝送を利用したシステムで概念的には2芯のケーブルが256芯のケーブルのかわりをするものです。LAN等の100、1,000倍のビット効率で渋滞なく、総延長5Km以上に渡って自由に伝送可能です。
基本の伝送方法
![基本の信号の伝送方法です。通信方法は不特定多数の相手に向かってデータを送信するブロードキャストのような方法です。同一アドレスのデータを複数の箇所から入力したり複数の箇所に出力することが自由にできます。](gijyutu-1.gif)
アナログ信号の伝送方法
パルス信号の伝送方法
時分割の多重伝送
伝送ラインの増設
![伝送システムで256点以上のI/Oを使用する場合は通信基盤から増設用コネクタで伝送主基板を増設します。](gijyutu-3.gif)
アナログ信号の伝送方法
![アナログ信号の取込みは伝送ラインに接続されているアナログ入力ユニットの番号をパソコンやデジタルSWでBit指定することにより、指定されたユニットが応答します。各ユニットが選択されている期間中は8CHのアナログデータをそれぞれ12Bitのデジタルデータに変換して伝送ライン上に送出します。](gijyutu-4.gif)
パルス信号の伝送方法(伝送カウンターAD3等)
![パルス信号の伝送方法配線見本図](Counter.gif)
パルス信号の取込みはアナログ信号とほぼ同じ方法でサンプリングをしています。
伝送ラインに接続されている伝送カウンター(AD3)のスキャン順の番号を、パソコンより8Bitで指定することにより指定されたカウンターが応答します。
各カウンターが選択されている期間中は24bitの積算データをそのまま伝送ライン上に送出します。この積算データを伝送ライン上のパソコンが読み取り、順次切替えながら収集します。
この伝送カウンター内にある積算データはパソコンからクリアしたり任意のデータを個別にプリセットできますので、既設のメータ指示値に合わせて運用集計することができます。伝送カウンタの積算値は不揮発メモリに書かれるので停電でも記憶しています。
伝送カウンタは50000パルス/KWHの電力パルスにも対応させているため、伝送ラインほどノイズに強くありませんので通常の弱電線の感覚で配線をして下さい。
多点データの伝送
アナログ信号をA/D変換して伝送したり積算データをバイナリで伝送すると1つの信号で多くのビットデータを必要とします。多点の計測の場合すぐに256bitをオーバーします。
そのためこれらの信号伝送はパソコンに主導権を持たせた会話方式(ポーリング)を行い、多数(最大250ユニット×8=2000点)のデータ収集を可能にしています。
その他の技術資料
ユニバーサルラインのシステム構築方法
ユニバーサルラインの技術資料
伝送システムの信頼性
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