豊中計装株式会社

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超長距離予備配線多重伝送

多対ケーブルの予備配線を使用した総延長140Kmの監視システム概要

多対ケーブルの空き線を1対と伝送監視盤を組合せた省配線の監視システムです。伝送汎用監視盤の信号巾を更に広くして1対の線で140km間に点在する多数の監視信号を一元管理するものです。

伝送仕様40CH監視盤(超長距離対応)

伝送仕様40CH監視盤

140Km伝送の機器構成

各ラインごとに8点単位の超長距離用の信号入力ユニットが複数設置されそれぞれ 機械設備異常、 温度異常、 緊急信号等を各管理サイトとセンタで集中監視しているものです。

140Km伝送の機器構成

管理サイトの制御盤と40CH監視盤

制御盤と40CH監視盤

(すべての信号を2芯の線のみで伝送しています)

省配線で広域長距離の監視が可能

入力端末ユニット

各施設の機械室、無線機室、継電器室等に設置した入力端末ユニットで監視点数により8点、16点、24点の3タイプがあります。(下図は8点タイプで監視点数以外は3タイプ全て同じです)入力端末ユニットには予め端末の状態監視用として特定のアドレスが設定されています。ユニットの電源を投入すると端末状態監視用アドレス及び外部接点入力端子に接続された信号に対応したアドレスが自動的にスタンバイ状態になります。端末状態に異常が発生した場合、外部接点入力端子に接続された信号がON状態になった場合は伝送ラインを通じ各サイトの監視盤及びセンターパソコンに異常を知らせます。

入力端末ユニット 入力端末ユニット 入力端末ユニット

超長距離仕様について

0.9Φの配線で約10Km伝送できる通常のユニバーサルラインのシリーズに伝送クロックの巾を広く取り更なる長距離伝送が可能な伝送ユニットがあります。直線での伝送距離は約50Km可能で途中分岐した支線の距離をあわせた総延長は約100Km可能です。
(監視制御する点数と機器配置状況により距離は若干変化します。)

ラインナップには

があります。パソコンインターフェースは4回線をサポートしていますので1000点までの接点監視制御が可能です。

長距離の既設配線を流用して伝送するの場合の施工の注意点として、まず同一ケーブルを混在して使用する場合には相互の信号同士の干渉とレベルとを確認することが必要です(ユニバーサルラインは24Vのクロック約40Hz)。また使用する線の接続部が接触不良を起こしていないこと、地絡もしくはリークしていないこと、不明の負荷に接続されていないこと、また途中分岐があれば支線の経路がわかること等が必要です。長距離の高ノイズレベル下ではまれに配線と一部交流的結合による数Km以上のノイズ発生ループがある場合がりその場合は適切な処置をしないと伝送距離が下がる場合があります。
また伝送巾を広く取っていますので特に多点の場合は遅延が発生します。例えば128接点の伝送に約3秒、256接点の場合は約6秒(制御してそのアンサ確認の場合はその2倍)かかります。しかし人が50Kmの距離を移動して確認したり操作することに比較するとはるかに速いので用途によっては多くの使い方があります。

超長距離伝送ユニットを汎用化しました。
8点単位で増設できる使い易いユニットです。

他の40CH監視盤例

(5600)

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