予備配線伝送
10㎞の予備配線伝送 施工例
北九州モノレール各駅舎からの非常押しボタン監視を、2ヶ所のターミナル駅で行った例です。既に敷設している0.9Φの多芯ケーブル予備配線1対を利用して、幹線ケーブル工事不要で行いました。
監視システム概要
省配線で広域長距離監視が可能なシステム
1対の線で10km間に点在する多数の監視信号を一元管理するシステムです。
40CHの伝送監視盤からは1対の線を接続する、非常にシンプルな構成です。
敷設のケーブルは一部0.6Φを使用している部分もありましたが、正確に伝送しています。
予備配線が使用できるので
新たに配線を引くことが難しい場所でも活躍します
機器構成
40CH伝送監視盤と1点入力ユニットAD1で構成されるシンプルなシステムです。この構成は端末側に電源不要の為、現場が停電でも監視可能でセキュリティレベルの高いシステムです。
点在する警報監視信号を1点入力ユニットを使用してアドレスを持たせ、1対のケーブルで収集して監視盤で一元管理します。
構成
機器紹介
40CH伝送監視盤
■多重伝送と40回路の表示盤を一体化したコンパクトな監視盤です。
■ユニバーサルライン上のどこにでも2対の配線のみで増設が可能です。
■表示方法、や操作方法の違いにより3種類あります。またオプションで各種の機能追加が可能です。
1点入力ユニット AD1
■伝送ライン上にこのユニットを複数接続することにより個別の入力として使えます。
■2個のロータリーSWにより256点の個別認識が可能です。
■2本の線で電源と伝送を兼用しています。
40CH監視盤 仕様
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
電源電圧 | 12V~14V | |
消費電流 | 1.2A ~ 1.5A | |
アドレス設定 | 8点単位の連続 | |
信号入力方法 | 時分割多重伝送 | ユニバーサルライン |
信号動作 | A接点もしくはB接点 | 点一括 |
センサ入力表示 | 黄色LED | リアル表示 |
監視セット表示 | 緑色LED | 監視中点灯 |
警報表示 | 赤色LED | 保持表示 |
操作SW | NKK B12保持型 | 監視時ON |
アラーム出力 | HD1リレー出力 | 内部ブザーで使用 |
個別アラーム | トランジスタ出力 | パネル面コネクタ |
保持リセット | 一括もしくは個別 | 個別はMHS型 |
(0610)