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省配線 Q&Aコーナー |
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省配線・伝送一般について
■Q■時分割多重伝送とはど言うことですか。 | ||
■A■
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1対の信号線を利用して信号の送り受けを複数の装置が時間的に切替えて使用することです。ユニバーサルラインはシンプルなこの伝送方式を採用しています。 |
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■Q■ユニバーサルラインによる省配線の特徴は何ですか。 | ||
■A■
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どのような電線、ケーブルを使用しても多数の信号を多重伝送できることと、長距離の伝送が可能なこと、及び長い年月の間 機器の完全互換性を踏襲してそのまま変更なしに長期間使用できることです。 |
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■Q■完全互換性を踏襲とはどう言うことですか。 | ||
■A■
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単純な接点信号の時分割伝送なので変えようがありません。そのため18年前の機器が現在のシステムでも動作します。さらにその基本を踏襲したユニットのファミリーが増えて用途が拡大しています。 |
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■Q■当初より増えたファミリーとは何ですか。 | ||
■A■
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接点伝送以外のユニットでアナログ入力、パルス入力、超長距離伝送ユニットやパソコン、LAN、インターネット等とのインターフェースでこれらと融合することでさらに用途が拡大しています。今後もこの基本はかわりません。点数の少ない姑息タイプもありますが基本は256信号の伝送の0.5秒の遅延がゆるされる範囲でお使い下さい。 |
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■Q■どのような信号を送ることができますか。 | ||
■A■
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接点信号、温度等のアナログ信号、電力使用量などのパルス信号が複数混在して2本の電線で伝送することができます。 |
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■Q■配線方法に制限はありませんか。 | ||
■A■
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どのような配線方法をしてもかまいません。T型分岐、放射状分岐、ツリー型分岐、分岐先の分岐等が自由にできます。分岐の支線長の制限はありません。 |
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■Q■N:Nの通信ができるとはどういうこですか。 | ||
■A■
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各ユニットが個々の時間位置に時分割で全ライン上に信号を送るからです。すべての信号はすべてに共用で認識できます。親子の概念は特にありません。但し決まった送受のユニットからの信号しか受け付けないフェールセーフ制御用のユニットもあります。 |
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■Q■終端抵抗は不要でしょうか。 | ||
■A■
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はい不要です。伝送電源が低インピーダンスでラインドライブしているのですべての分岐先での終端抵抗は必要ありません。 |
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■Q■ラインナップの中で電源不要タイプとありますがどのようなものですか。 | ||
■A■
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伝送ラインの伝送用クロックを整流して伝送ユニットの電源として使えるタイプで2本の電線を利用して個別の送信と受信と電源供給が可能になるユニットです。 |
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■Q■電源不要タイプはどのようなものがありますか。 |
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■A■
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1点の、入力ユニット、出力ユニット、パルス積算ユニット、アナログ計測ユニットと4点の入力ユニットです。自由な2本のパラレル配線で最大250箇所の監視、制御、計測が可能になります。少数の信号が広域に分散している場合に便利なユニットです。 |
使用する電線と耐ノイズ性について
■Q■ユニバーサルラインはどのような電線でも使用できるとありますが本当ですか。 | ||
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■A■
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本当です。電気が通るものがであればどのようなものでも使用できます。裸電線を使用してもノイズの影響をうけることがほとんどありません。名前の通りユニバーサルな伝送ラインです。 |
■Q■もう少し詳しく説明してください。 | ||
■A■
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具体的にはCVV、CVVS、CPEV、CPEVS、AE線、VA、VCTF、MVVS、IV、KV、同軸、ACコード、電話線、多対のケーブルの一部、異なるペア線の各1本、ステンレスワイア、鉄線、アルミ線、補償導線、2本のシールド線の外側、光ケーブルの内部銅線等で電気が通り、絶縁がしっかりしているものであればすべて使用できます。通常使用していないLANケーブルの予備線でもLANのデータ伝送に影響を与えずに使用できます。 | |
■Q■動力線とかの電源線はそのまま使用できますか。 | ||
■A■
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電力線への電源重畳はできません。ただ警報表示等の信号電圧の印加されている配線で現場に電源があればその電線を多重化して256点の接点信号を伝送できます。 | |
■Q■電線の太さは関係ありませんか。 | ||
■A■
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ある程度の太さは必要です。伝送ラインで少しパワーを送りますのであまり細いせんで延々と引き回すことはできません。その場合は2本以上の線をパラレルに接続して抵抗値を下げれば伝送できます。 但し超長距離タイプは0.4φで10Km伝送している例もあります。 |
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■Q■配線ルートとかの制限はありますか。 | ||
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■A■
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ありません。動力線と同じダクトでもかまいません。往路と復路のルートが違っていてもかまいません。要は電圧降下が極端に大きくなければ使用できます。往路と復路の抵抗値等の電気的特性がアンバランスでも伝送に影響は与えません。 |
■Q■通常、往路と復路の抵抗値が異なる伝送は無理ではないでしょうか。 | ||
■A■
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その通りです。RS485通信等ほとんどの伝送で採用されている平衡型の伝送の場合はそうです。しかしユニバーサルラインは平衡型伝送ではありません。 | |
■Q■なぜ平衡伝送ではないのですか。 | ||
■A■
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それは24Vの電源でその電力を断続的にクロック状にして供給しているだけの単純な伝送だからです。そして断続的な隙間にデータを乗せます。アンバランスを基本とした時分割の伝送方式です。 | |
■Q■平衡伝送でないとノイズに弱いはずですが。 | ||
■A■
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確かにRS485通信等はシールド無しの平行線でノイズレベルの大きな環境下での伝送はできません。RS485通信は平衡伝送とは言えども本来はノイズ電圧の影響を受け易い電圧による伝送だからです。時として伝送データ電圧以上になるノイズの高い電圧にはかないませんがそれをシールド付ツイストペア線でバランスを取り外界の影響を相殺して伝送しています。 |
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■Q■アンバランスでノイズを相殺できなければ不安定では? | ||
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■A■
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ユニバーサルラインがノイズの影響を受けにくいのは、伝送ラインにノイズが混入してもその電圧をノイズとして認識できないほどハイレベルの耐ノイズ特性で信号を丈夫にして伝送しているからです。そのため不工平衡でも確実に通信が行えます。勿論直接的な外部電圧印加やショート、ライン接続部のチャタリングのような伝送ラインではその影響をうけますのでアンバランスな線でもかまいませんが絶縁と接続のしっかりした電線を使用することが重要です。 |
■Q■「丈夫にして伝送」とはどういうことですか。 | ||
■A■
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伝送ラインの信号をノイズに負けないほどの体力のあるパワーでラインドライブしています。一般に伝送ラインからのノイズは近傍の高電圧の静電結合や大電流の電磁結合によりノイズ電圧を誘起させるのが原因です。しかしそれらは空間を介在した結合なので誘起電圧は高くても体力の無いひ弱な張子のトラのようなもので正面からぶつかればすぐに消えてしまいます。これを相手の背の高さだけで判断している他の電圧検出型の伝送だと本物のトラと勘違いします。これがノイズによる誤動作です。トラと正面からぶつかって真値を探る。これがユニバーサルラインの伝送の基本で、ノイズに強い要因のひとつです。 | |
■Q■「丈夫な伝送」以外でのノイズに強い要因は? | ||
■A■
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通常の信号の伝送は周波数が高ければ高いほど多くのデータが送れて非常に便利ですので現在では10、100、1000MBit/SのLAN等が使用されています。ユニバーサルラインの伝送はあえて逆のできるだけ直流に近いところで伝送しているためノイズ(高い周波数が多い交流分)の影響をほとんど受けません。 | |
■Q■「直流に近いところで伝送」とはどのような伝送ですか。 | ||
■A■
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例えば24Vの直流の電源を複数の箇所にスイッチで切替えながら時分割で配信しているイメージです。実際24Vのパワークロックをパラレルに配信してそのクロックの隙間を時分割で各ユニットが利用しています。 |
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■Q■時分割と直流は矛盾するような気がするのですが。 | ||
■A■
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直流ではありません。24Vの直流を約500Hzの速さで断続したものです。装置の資質により周波数の高い/低いの基準が異なりますが現在最低速のLANは10MBitです。これは10000000Hzです。500Hzはその2万分の1です。非常に直流に近く遅いスピードですがそのぶん2万倍も信号幅がひろいのでこれが耐ノイズ性、長距離伝送特性の重要なポイントです。 |
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■Q■伝送に影響を与えるノイズとは何ですか。 | ||
■A■
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一般にノイズの影響を受ける とは接続して無いのに予期せぬデータとして認識できるレベルの電圧が混入することです。これは空間を電磁結合、静電結合で「ノイズ」が道を作り渡ってきます。道は周波数により幅や質が変わります。高周波の場合はあたかも高速道路で繋がり、周波数が下がると道は細くなるようなものです。直流では遮断されます。このように直流的に周波数を下げるのはノイズ抑制に大きな効果があります。 |
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■Q■信号幅が広いと耐ノイズ性に効果がありますか。 | ||
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■A■
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それは耐ノイズ性向上の一番の要因です。それと独自のノイズ抑制技術とノイズ除去の技術により伝送ラインに大きなノイズがきてもノイズだけを除去して信号は減衰せずに伝送することができます。 |
■Q■ノイズの強烈な現場での施工例とかはありますか。 | ||
■A■
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多くあります。440Vの動力線と100mの間、テープで密着配線したシールド無しの伝送ラインで監視、制御、アナログ計測等に使用されています。また福島県のいわき市の山中の東京電力の50万Vの開閉所の外周監視システムに使用されています。その現場は伝送ラインの約10m上を50万Vの超高圧の送電線が各所に走っています。別物件では6Kmのトンネル現場で6600Vの高圧線から10cmの距離で平行して配線されモータ電流の計測や接点信号を伝送しています。高レベルノイズ環境の施工例 |
伝送速度と伝送距離について
■Q■伝送速度が遅い気がしますが使用上どうですか。 | ||
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■A■
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1スキャン0.5秒で256点の接点信号を伝送しています。これは0.5秒間で256台の機械等のON/OFFの監視、制御ができるということです。高速の位置決め制御等には使用できませんが長距離、広域の多点の監視、制御には問題ない場合がほとんどです。 |
■Q■実際の現場でどうですか | ||
■A■
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システムの組み方で大きく異なりますが広域多点の場合は他のシステムよりはるかに速い場合が多くあります。この伝送システムは他のシステムの方法のように(例えば10ビット使用してテキストの1情報を送るRS485やシーケンサのメモリのバッチ転送、ヘッダーフッターの追加、プロトコル変換等の)冗長な処理を行っていませんのでムダがありません。パソコンやシーケンサで長距離の監視や温度計測にユニバーサルラインを使用すれば10Km先のこれらのデータ収集を1秒で行うことが可能です。 |
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■Q■高速の監視や計測をしたい場合はどうすればよいでしょうか。 | ||
■A■ |
接点信号の取り込み監視であれば端末側で入力を監視して伝送可能な約0.5秒の信号幅に伸ばして確実に伝送するユニット(AD6A/AD6B)があります。また1秒間に30回までのON/OFFを積算できるパルスカウントユニット(AD3)があります。機器の劣化等や瞬時過度現象を捉えるために毎秒2000回の連続サンプリングをして読取り間隔間の最大値と最小値を伝送するアナログユニット(AD1AD-H)等各種ありますのでお問合せ下さい。 |
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■Q■毎回のスキャンで伝送速度を上げる方法はありませんか。 | ||
■A■
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あります。互換性を保つため周波数500Hzは変えませんが1スキャンの点数を減らすことで高速性を可能にしています。基板ジャンパの切り替えにより 128点-0.25秒、64点-0.13秒もできます。32接点専用のタイプもあり約0.08秒でカメラの長距離遠隔制御に使用している例もあります。 単に信号幅が狭いだけの場合は高速取込みユニットを使用して基本256点のユニットを使用する場合が多くあります。構成によってはできないこともありますので事前にお問合せ下さい。 | |
■Q■ユニバーサルラインなぜ長距離の伝送が可能ですか。 | ||
■A■
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それは適度に低い伝送周波数の選定とノイズを抑制する特許とノウハウを巧みに組み込んだ回路技術を採用しているからです。 |
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■Q■周波数が低いと長距離伝送できますか。 | ||
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■A■
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一般に周波数が高いと長距離のケーブルの場合は静電容量が大きい(1Kmで約0.1μF)のであたかも低抵抗でショートされたようになったりあるいは伝送路へ多くの電荷を充電させるため波形のなまりが大きくなったりして遠くへ信号を伝送することができません。周波数が低いとそれがすべて逆になり楽に長距離伝送が可能になります。 |
■Q■長距離伝送の距離はどの程度ですか。※1 | ||
■A■
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使用する電線の太さは伝送ユニットの種類、使用点数及び伝送路内のユニットの分散状況等により変わりますが下記の例を参考にして下さい。 |
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■Q■ケーブル種別と伝送距離は関係ありますか。 | ||
■A■
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伝送距離は線間容量で大きく変わります。線間容量の大きいケーブルは伝送距離が下がります。逆に被服の厚いケーブルは線間容量が小さいので伝送距離が延びます。 | |
■Q■途中分岐と伝送距離の関係はどうですか。 | ||
■A■
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伝送ラインの途中分岐はいくら分岐してもかまいません。そのぶん伝送総延長距離は延びます。総延長距離が極端に長いと線間容量が増えますので最端までの伝送距離はやや下がります。 | |
■Q■ダブル配線をすると伝送距離は延びますか。 | ||
■A■
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電線の径が細くて抵抗値が大きい場合はその配線をダブルかトリプルにするのは有効な方法です。平衡伝送では無いので何ら悪影響はありません。施工において距離が長くて伝送状況が不明な場合は太めの線かダブル用の予備線を用意して下さい。 |
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■Q■伝送ユニットの種別と伝送距離は変わりますか。 | ||
■A■
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上記※1のよう伝送ラインより電源供給する2線式のユニットを多く使用 する場合は伝送路の電流を多く消費するので伝送距離が少し下がります。長距離の伝送の場合は太い線を使用するか電源供給型のユニットをお使い下さい。 |
伝送機器のラインナップについて
■Q■納期及び在庫の有無、保守体制はどうですか。 | |||
■A■
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受注生産品以外はほぼ即納体制です。 (まれに一時的 に納期のかかる時もあります。) 保守体制については長期継続使用を前提としていますのでバージョンアップはありますが同一機能のものの廃止は一切ありません。 |
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■Q■機器構成はどのようなものがありますか。 | |||
■A■
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下記のユニットと基板があります |
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接点入力ユニット 接点出力ユニット アナログ入力ユニット アナログ出力ユニット パルス入力ユニット 積算時間記録ユニット 水道メータ読取ユニット 回転計 速度計 交流電流計測ユニット 交流電圧計測ユニット RS232C変換用 LAN変換ユニット |
1、4、8、16~80点用 1、8、16~80点用 1、8点用 1点用 1点用 1点用 1点用 1点用 1点用 4点用 4点用 1回線用~4回線用 1回線用 IPアドレスの数でけ増設できます。 |
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■Q■伝送ユニットを使用したシステムやソフトはありますか。 | |||
■A■
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各種ありますのでお問い合わせ下さい。 | ||
■Q■RS232Cを使用したシステムを組みたいのですが。 | |||
■A■
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通信コマンド゙を公開しています。VB、シーケンサでのサンプルソフトもありますのでお問い合わせ下さい。 | ||
■Q■OEM供給が可能ですか。 | |||
■A■
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可能ですのでお問い合わせ下さい |
他の機能的な質問
■Q■伝送ラインのエラーチェックはありますか。 | ||
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■A■
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メイン側でシステムチェックを行っています。瞬時でもケーブルの断線、ショート、リークが問題になる場合はB接点での伝送を行うかケーブルチェックも含めたシステムチェックユニットAD12を併用して下さい。 |
■Q■電源重畳はできませんか。 | ||
■A■
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通常できません。どのような電線でも伝送できますがあくまでも電圧の乗っていない電線で伝送します。片線のみですがDCやACの電源線を使って伝送した試験はあります。 | |
■Q■外部に対してのノイズの影響はありますか。 | ||
■A■
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ある場合もあります。DC24Vの矩形波で伝送をしていますのでインターホン、構内放送、映像のケーブル等と同一のケーブルもしくは同一の配管で伝送することは避けて下さい。周波数は低いのでLAN等への影響はありません。 |
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■Q■トロリー、スリップリングで使用できますか。 | ||
■A■
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使用できます。この場合は伝送路のチェックも行うチェックユニットAD12を併用して下さい。 | |
■Q■入出力への接続は絶縁しなくても大丈夫ですか。 | ||
■A■
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必要ありません。入力ユニットの入力端子や伝送回路のマイナス側はすべてコモン線として共通になっています。基準がひとつなため安定して動作します。但し長距離配線を想定していない機器や計器等をセンサ入力として接続する場合はリレーとかアイソレータを入れて下さい。 | |
■Q■使用温度環境はどの範囲ですか。 | ||
■A■
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使用温度範囲はマイナス10度~プラス60度です。温度試験ではマイナス40度~プラス80度でも連続して動作しています。 |
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■Q■伝送アドレスの概念がわかりにくいのですが。 | ||
■A■
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伝送アドレスとはその伝送ラインの伝送電源が発生する基準信号より数えたクロック数(時間的位置)のことです。時分割多重伝送の基準です。各ユニットは設定された 伝送アドレス=ON/OFFする時間位置=1~256の接点番号 で信号をやり取り(入力ユニットはON/OFFの書込み、出力ユニットはそこのON/OFFを見て出力リレーに反映させる)します。 |
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■Q■ON/OFFする時間位置=1~256の接点番号とは? | ||
■A■
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時間を256ブロックで区切ってそれぞれの区切った時間のみを指定されたリレーがON/OFFで使用する時分割のイメージで 伝送アドレス=時間順=接点番号となります。 |
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■Q■伝送アドレスが重複されたらどうなりますか。 | ||
■A■
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重複してもかまいません。出力アドレスが重複したら その状態を見て出力リレーに反映しますので複数箇所での出力が可能になります。入力アドレスが重複すればON/OFF書込みをON優先のOR動作になります。 |
接点信号の監視と制御について
■Q■1ラインで256接点の監視をした場合の伝送はどうなりますか。 | ||
■A■ |
ハード的な40CH監視盤複数等で監視した場合は最大細遅延0.5秒かかります。パソコンのRS232C経由で監視した場合は+通信時間と処理時間がかかります。(合計1秒とかソフトにより変わります) |
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■Q■複数の監視接点信号が同時にON/OFFしてもその遅延はかわりませんか。 | ||
■A■ |
かわりません。 |
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■Q■接点操作の信号幅0.5秒以下の監視をしたいのですが。 | ||
■A■ |
約0.1秒、60mS,検出できるAD6やSU4IN-H等をお使い下さい。それ以下はご相談下さい。 |
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■Q■アドレス重複があっても他の機器の影響を受けない確実なON/OFF制御をしたいのですが。 | ||
■A■ |
個々の機器に発信IDを持たせた16ビット反転照合タイプ(SU8IN-D、SU8RY-D等)をお使い下さい。 |
アナログとパルスの伝送とスキャン型計測について
■Q■ユニバーサルラインはでアナログやパルスの伝送はできますか。 |
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■A■
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できます。ユニバーサルラインは時分割で複数の接点信号を送っていますがその接点信号の位置にA/D変換したアナログデータや2進化したパルスデータを書き込むことにより高精度で確実な長距離の伝送が可能になります。 |
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■Q■スキャン型計測とは何ですか。 | ||
■A■
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パソコンやシーケンサ等の主局の指示で伝送の0.5秒単位のスキャンごとに端末の接続機器を切替えて計測する多点計測ができるデータ収集方法です。 |
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■Q■アナログ計測等はすべてスキャン型計測になりますか。 | ||
■A■
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スキャン型計測はアナログユニットや積算ユニットの計測が複数ある時に使用します。アナログユニット、積算ユニットが1台の時は使用しません。その時は毎スキャンそのユニットのデータを取り込みます。 |
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■Q■スキャン型計測は伝送ラインのどこの接点信号を使用しますか。 | ||
■A■
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256接点中の112接点信号をスキャン順を利用した計測用として使用します。 |
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■Q■スキャン型計測はどのように使いますか。。 | ||
■A■
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例えばパソコン、シーケンサ等から8接点出力中 10000000(左若番)と1番目の接点をONにすると伝送ライン上の1番目の機器が応答し、11000000と出力すると10進変換した3番目の機器が応答します。01011111と出力すると250番目の機器が応答します。 |
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■Q■応答データはどのようなものですか。 | ||
■A■
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応答データはすべて1/0の接点信号です。接点位置 17~112にアナログの場合は12ビットA/D変換した2進データが、積算値の場合は24ビットの2進データが乗っています。これを取り込むことによりシ-ケンサの汎用接点入力で多数のアナログ計測等が可能になります。 |
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■Q■スキャンアドレスはいくつありますか。 | ||
■A■
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設定は255アドレスですが実際は250まで使用しています。 |
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■Q■250台を選択してデータを読み出す時の時間は? | ||
■A■
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1点入力も8点入力ユニットも同一で 250x0.5秒=125秒 約2分かかります。 |
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■Q■そんなノンビリした時間で大丈夫ですか。 | ||
■A■
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タンクのレベル測定、温度測定とか電力検針とか主にゆっくりした変化のアナログ計測とか人が広域の測定、検針を時間をかけてしている場合等の自動収集用、データ分析用とかの用途が多いです。アナログ、温度計測は2分で250x8点=2000点の計測が可能ですのでそう遅くはありません。 |
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■Q■多点のアナログをできるだけ早く計測する方法はありますか。 | ||
■A■ |
LAN-I/F搭載ユニット(PUXⅢ)やRS232C/LAN変換ユニットを用いて複数COMを高速ポーリングすることで可能になります。 |
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■Q■瞬時に発生した漏れ電流や振動のピークを測することはできますか。 | ||
■A■ |
可能です。1点用ユニットで450μS、8点用ユニットで8mSの間隔で連続サンプリングをして取り込みスキャン間隔の最大値や最小値を伝送するユニットがありますのでお問合せ下さい。 |
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■Q■接点の監視制御とアナログ等のデータ計測とはどう違いますか。 | ||
■A■
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接点信号は1信号=1ビットですがデータ計測は複数の接点信号を利用してアナログ等を伝送しています。 |
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■Q■接点信号とパルス、アナログ信号等の混在転送は可能でしょうか。 | ||
■A■
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可能です。0.5秒応答の接点信号で監視してその警報発生時に関連のアナログ計測値を測定する方法もあります。 |
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■Q■アナログユニットの精度はどのぐらいですか。 | ||
■A■
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それぞれ0.5%FS以下です。 アナログ→A/D変換→伝送ライン→D/A変換→アナログの場合のトータル精度は0.7%FS程度です。 |
導入に当たって
■Q■機器構成はどのような考え方でまとめたら良いでしょうか。 | ||
■A■
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伝送ユニットは大規模なものから小規模なものまですべて互換性があり、後日伝送ライン上のどこにでも追加可能ですので必要最低限のユニット構成でかまいません。ケーブルは余裕のある芯数を選定しておくと後日の拡張や工事が簡単になります。初回の設計で管理点数の多い場合はお問い合わせ下さい。 |
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■Q■最低必要な機器は何ですか。 | ||
■A■
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伝送親機と呼ばれるもので伝送ラインにパワークロックを供給するULP03と言う基板もしくは内蔵しているユニット(PU**)が1台必要です。あとは必要点数の入力、出力ユニットです。 |
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■Q■アドレス構成と割付はどのように考えたら良いですか | ||
■A■
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システムをすべて接点信号で使用する場合は1~256のどこを使用してもかまいません。システムにアナログ伝送もしくはパルス計測の予定がある場合はこれらの伝送アドレスは決まっていますので混在して接点信号を使用する時は接点伝送のアドレスは113~240までをお使い下さい。 |
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■Q■接点信号が256点を超える場合はどうしたらよいですか。 | ||
■A■
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伝送ラインを2回線使用して下さい。シーケンサやパソコンに接続するRS232C変換ユニットは伝送ラインを4回線同期して拡張することができます。この場合同期して拡張しますので1024点の伝送遅延は0.5秒+RS232C通信時間です。 |
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■Q■どのような用途が多いですか。 | ||
■A■
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遠隔地のポンプ制御監視、多点の温度計測、工場の省エネ計測、警報信号の詳細伝送、アナログパルス接点の混在伝送。ユニバーサルラインの長距離伝送性を生かした各種の監視、制御、計測。多点I/O性を活かした監視、制御、計測。パソコンシーケンサへの各種データ取込み管理ロギング等多くあります。 |
施工、工事について
■Q■新規に配線する場合のケーブルの種類は? | ||
■A■
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どのような線でも使用できますが新規にケーブルを敷設する場合でしたら先行き多くの信号が集まりますので長期間使用できる丈夫なケーブルをご使用下さい。距離とユニット台数にもよりますが例えばCVV-S 1.25sq4芯とか、ケーブルが長期にダメージを受け無い場所であればCPEVS2Pの0.9φ、1.2φとかをご使用下さい。距離が長い場合や拡張性が有る場合は予備線を入れておくことをお勧めします。 |
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■Q■他社がツイストペアーケーブルを推奨していますが普通のケーブルで伝送可能ですか。 | ||
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■A■
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かまいません。アンバランスな電線で伝送できます。 |
■Q■ケーブルを布設する条件の規定はありませんか。 | ||
■A■
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ありません。絶縁等は一般的なケーブルの条件をクリアして下さい | |
■Q■中継するケーブルの種類が途中で変わってもよいでしょうか。 | ||
■A■ |
ありません。種類、太さ、芯数等がどのように変わって中継されていてもかまいません。要は絶縁がしっかりしていて、極端に細い線を長距離接続しない限り大丈夫です。 | |
■Q■運転前に信号上のノイズ等のチェックは必要ないでしょうか。 | ||
■A■
|
ケーブルの絶縁が正常であればまず不要です。非常に劣悪なノイズ環境であればデモ機をお貸ししますので試験をして下さい。動力線と平行配線等であれば問題ありません。 | |
■Q■アースの処理はどうしたら良いですか。 | ||
■A■
|
アースは取りません。伝送ラインのマイナス側もアースには落とさないで下さい。伝送ラインがアースに落ちていたり、リークしていると伝送距離が下がる場合があります。シールド線を使用する場合は中継部でシールド同士を接続して両端は浮かせておいて下さい。 | |
■Q■接続ケーブルは最大何mまで伸ばせるのか。 | ||
■A■
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太ければどこまででも延ばせます。伝送の位相調整等によりメタル線0.9φで100Km伝送できる方法もありますので興味がありましたらお問い合わせ下さい。 電線径と伝送距離 | |
■Q■分岐の方法はどうしたら良いでしょうか。 | ||
■A■
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分岐方法は特に指定はありません。T型分岐、放射状分岐、ツリー型分岐、分岐先の分岐等ラインの極性+-を合わせて接続されていればすべてOKです。幹線の分岐箇所は線間リークした時等の損傷箇所発見やメンテナンス上からも端子台設けることをお勧めし ます。 | |
■Q■アドレス設定はどのようにして行うのですか。 | ||
■A■
|
1~256の設定のみです。1と設定したすべての入力は1と設定したすべての出力ユニットへ、2と設定したすべての入力は2と設定したすべての出力ユニットへ信号が伝わります。(16ビット反転照合版除く) |
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■Q■伝送がうまくできない時のチェックはどのようにしたら良いですか。 | ||
■A■
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まず不要な配線を切り離しメインユニットのすぐ横に端末機器を置いて接続して動作を確認して下さい。そして徐々に接続箇所を変えて距離を延ばしてください。うまくいかなかった場合のほとんどが配線の間違いですので中継が多い場合は電源投入前によく確認してください。最初にユニバーサルラインを使用する場合はユニモニタもしくはモニタ付伝送メインユニットの購入をお勧めします。伝送信号のON/OFFが見えて設定間違いも表示でき伝送の概念がよくわかり安心して使用できます。 |
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■Q■配線を間違えたら壊れますか。 | ||
■A■
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まず壊れません。極性を逆に接続しても壊れませんが動作しません。ラインがショートしていると伝送電源基板(黒い放熱フィンのある基板)のヒューズ(0.5A)が飛びます。ヒューズが飛ぶとフィン右下の緑色のLED点滅が消えます。 |
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■Q■伝送の動作確認はどこでわかりますか。 | ||
■A■
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黒いフィンのある伝送電源基板の緑色のLEDで確認できます。2個ありますが端子側のLEDが伝送周期の0.5秒単位で点滅していれば伝送ラインは正常です。フィン側のLEDは伝送ライン上の入力がONであれば1入力当たり1mSの期間点灯します。 |
既設配線の予備線を使用する場合
■Q■未使用の電線はすべて使えますか。 | ||
■A■ |
他の回路で使用してなければ使用できます。線がアースに接続もしくはリークしている線は使用できません。 |
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■Q■途中でケーブルが何箇所も中継接続されていますが使えますか。 | ||
■A■ |
はい、確実に接続されていれば使用できます。 |
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■Q■多芯ケーブルの一部でも可能ですか。 | ||
■A■ |
はい、ほとんど問題ありません。動力系の一部でもかまいません。ただインバータモータの線と同一ケーブルの場合は長さに制限があります。また多芯の中にノイズに弱い通信や放送、インターホン、電話が使用されている場合は影響が出ることがありますので事前に確認して下さい。 |
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■Q■線の太さが途中で変わりますが大丈夫ですか。 | ||
■A■ |
問題ありません。 |
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■Q■予備の電線を使用するときの確認事項はどのようなことがありますか? | ||
■A■ |
・まず配線経路を確認して下さい。 |
長距離、多点の場合
■Q■長距離、多点の場合の注意事項はありますか。 | ||
■A■ |
細い線を長く引きその先に多くのユニットを接続する場合は電圧降下を考慮して下さい。その場合は特に2線式の電源不要型よりも電源供給型の多点ユニットをお勧めします。 |
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■Q■接点信号256点以上(2回線)で長距離(1Km以上)の場合はどうですか。 | ||
■A■ |
2回線以上を同一ケーブルで伝送する長距離の場合は同期させたほうが距離が伸びます。詳細はお問合せ下さい。 |
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■Q■20Km以上の場合の伝送はどうですか。 | ||
■A■ |
その場合は超長距離型を使用します。このタイプは伝送遅延が大きくなります(2秒~6秒)ので事前に確認して下さい。 |
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■Q■長距離伝送の施工時の確認事項はありますか。 | ||
■A■ |
長距離伝送の場合は近傍の電力設備の影響等を受け易いので必ず対地]絶縁が完全であることを確認して下さい。 参考例 |
重複するようなことでもかまいませんのでご質問が
ございましたら メール等で お問い合わせ下さい。
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