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超長距離伝送試験
(さらなる長距離を目指して: 平成8年スタート)
概要 弊社の多重伝送ユニバーサルラインの伝送距離を基本を変更しないで できるだけ 延長するための方策 を各種試みて従来の伝送よりもさらに優れた成果が上がりました。
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(1)多重伝送に対する基本的な考え方とノイズ対策の方法 ■時分割で信号を伝送する場合に伝送速度を下げると段々と直流的な現象の要素が強 くなり、信号を ■回路的には伝送元からノイズを抑制するパワーを送りそれを利用して端末機器の電源 として使用し、更 ■ノイズ対策の基本は伝送速度よりも速い信号は勝手に減衰させてしまう時定数の大 きな抵抗とコンデ |
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■信号速度は500BPS。これにはこの周波数帯以下であれば外部機器からの静電結合、電磁誘導の影響
を受けにくいのと上記の信号とノイズが分別し易いため。 ちなみに500BPSの信号幅は10MのLANの約2万倍。(それだけ安定した基本信号幅を採用) (10x1000000BPS/500BPS=20000 ) |
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■500BPSといえば現在では非常に遅く今はやりのIT時代には陳腐なように思えますが逆に考えるとそのぶん信号巾が広いので高度な回路技術や余分なソフト処理の時間を費やさなくてもノイズに強い確実な伝送ができ長距離でも減衰しない。500BPSでも上手く処理すれば1秒間に500台の機械監視や計測 、制御等の仕事ができます。例えば人が工場内の計器を測定して回るのに10分とかの時間がかかる。それに比べ ると1秒の遅延はなんら問題にならない場合が多い。 データ伝送システムで伝送距離がとれないから光ファイバーを敷設して データを伝送しているシステムがありますが場合によってはムダなことをしている場合も多くあります。
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(2)当社の従来よりの伝送方法 (技術資料参照) |
パワークロックを配信するユニバーサルラインの伝送可能な距離は伝送ラインの抵抗値と線間容量とユニットの 接続数により決まる。 ■ケーブルによる抵抗値と線間容量 ■ユニバーサルラインの使用可能な抵抗値等の範囲 |
(4)長距離伝送のために 伝送距離をさらに伸ばして行くと配線抵抗と周波数が高い場合は線間容量)が大きな問題になってきます。 ■通信距離を更に延ばすために基本となるクロックの周波数を下げてクロックのON及びOFFの 幅を拡げる。 ■線間キャパシティーでOFF期間に電荷がたまりやすいのでOFF期間の幅を広くしてデユーティー 比を35%-65%にする。 ■Hレベルの長く続くリセット期間はラインチャージが大きいので事前にディスチャージの方策を施す。 以上の改造を加え擬似ケーブル回路で伝送試験をしたらかなりの成果がえられた。 試験は0.65Φの電線の1Kmの模擬回路を13段重ねて伝送試験を行った。 |
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結果 |
考察 ケーブルによる抵抗値と線間容量
他の試験 ノイズ試験
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試験報告以上 平成10年3月
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追記 上記の方向性を元に開発したユニットと現場での使用実績の中での伝送距離が徐々に延びて現在(平成17年7月)では距離の長い場所、例えば全国の空港港湾施設、鉄道関連、道路関連の施設で使用されています。長い距離では0.9φの予備線で45Kmの伝送をしている箇所もあります。 関連資料 電線径と伝送距離 京都-大阪間伝送 高速道路での伝送 モノレール駅舎間伝送
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超長距離の伝送は数秒かかりますがこれが問題になる場合は稀です。人間が10Km先の計器や温度、
タンクレベル等を測定するのに自動車で行っても数十分はかかります。超長距離多重伝送を使用
すれば2本の線(シールド不要)で10Km以上に点在分散している256点までの接点監視や2000点まで
のアナログ計測が 可能になります。 ■高速道路の照明切れのポールごとの検出、場所ごとの降雨量、浸水量の測定 長距離、広域の遠隔管理を省配線で行いたい場合、伝送距離を確認したい場合一度おためし下さい。
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長距離伝送は上記のような試験と、さらに現場での耐ノイズも含めた確認を平成5年に広島に納入したぶどうハウスの温度管理システムで約2kmの伝送実績を皮切りに現場実績を徐々に積み重ね、高速道路の東北道で7Km、九州のモノレールで10Km、大阪-京都間で45Km、50万Vの東電の電力ケーブルの監視に10Km、京阪神間の電車関連設備監視に140Km等と約15年の間に徐々に現場実績を延ばしました。この実績をもとに50km~100Kmの伝送のできる8点の伝送ユニットを標準化しました。 .劣悪なノイズ環境でもご使用いただけます。サンプルお貸ししますので一度お試し下さい!
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超長距離伝送の監視制御及び計測等の用途と計測参考関連施設 |
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● 河川の監視計測 ● ダム、池、湖の監視、計測 ● 高速道路の各種信号管理 ● 鉄道の各踏切、トンネルの監視管理 ● 老朽化が問題になっているパイプライン等の長期メンテナンス管理 ● 電力施設、電力ケーブルの監視管理 ● 下水道の監視、機器制御 ● 電話関連施設の監視管理
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■その他 広い場所や細長い場所の監視制御計測管理■ |